私にハニトラを仕掛けるか
いい度胸してんな、こいつ
先日、フェイスブックを始めたことをブログに書きました。
sakurasaaan.hatenablog.jp
それとほぼ同時期に、欲張ってインスタグラムまで手を出したのですが、今日はそのことです。
インスタグラム（以下、インスタ）は、みなさんご存じ、写真を中心としたSNSです。いくつもアカウントを作れるところと、匿名で投稿できるところがフェイスブックと全く違います。
投稿も気軽にでき、投稿の手間とか心理的ハードルを簡単に表すと、
ブログ ＞ フェイスブック ＞ インスタ
と、こんな感じです。
「あ～、いい写真撮ったんだけど、ブログに載せるまでいかないな。」
とか、
「フェイスブックでみんなに見せるもんじゃないな。」
など、ちょっとためらうようなことも気軽に投稿しています。投稿の際に、素人でもそこそこ上手に見せることのできるフィルターという編集を使えるので、本当の写真の見栄えがいまいちでも、それなりに見せられるのもいいところです。
さて、そのインスタですが、自分は５つのアカウントを使っています。
１、バブッシュPR（ビジネス用）
２、会社（ビジネス用）
３、自分の私生活（所有不動産のことも載せてあるので、若干ビジネス寄り。ブログの内容と結構かぶっている）
４、子ども（娘や息子の作品集）
５、日本の紹介（自分の趣味として）
分けるとしたら、１～３はメインアカウント（と、いうのかな？）、４、５は裏アカとなっております。とはいっても、４の子どもアカウントは、子どもや家族つながりの方とはフォローしあっているので、裏アカとちょっと違うような気もしますが、とりあえず知らない人に身元がばれないようにはしています。
さて、長くなりましたが、問題は５の日本紹介アカウントです。
ここでは顔出しもしているので、japanesegirlが大好きな外国人男性から、ちょくちょくDMが送られてきます。最近でいうと、モロッコ、韓国、台湾、中国、インド、ギリシャなどなど。枚挙にいとまがございません。
世界でどれだけjapanesegirlが簡単に落とせる尻軽女と見られているか、このDMを見るとつくづく思い知らされます。まぁ、顔出ししちゃっている時点で、それくらいは覚悟の上でやらないとなんですが。
私程度の、ちょろっと顔ばれしているアカウントでも、それなりにＤＭが送られてきているのですから、自撮りメインの方となればどれだけでしょうか。きれいな自撮りがずら～っと並んでいる、世の「美魔女系アカウント」のフォロワーさんたちをみると、本当にたくさんの男性からのフォローがありますよね。フォローの数だけ下心DMも多いと思いますが、それらを掌の上で上手に転がすことができてるのでしょうか。すごいです。
そういった下心ＤＭも混じっているインスタＤＭ。明らかに下心丸出しの下ネタトークから入ってくる人は即ブロック。即です。インスタは匿名なので、フォローするのも切ることも簡単。そこんとこストレスがなくていいですね。
そうでなければ、とりあえず相手のインスタやプロフィールをチェックします。そこで、
「この人、本当に日本に興味があるんだな。」
と思った人は、簡単にやりとりをし相手の出方を伺いつつ、交流を続けています。
途中で口説きに入ってくる人もいるので、
「プロフィールにも書いてありますが、結婚しています。他の日本人女性を探してください。」
と、お断りをしています。そんなこんなで、友達としてやっていけそうな人だけフォローやＤＭでのやりとりを続けています。女性からフォローされたり、DMが送られてきたり、やりとりをするのは嬉しいですね。
ちなみに、最近仲良くしているのは、日本のゲーム大好きで来日のため日本語を練習中だというドイツの方と、ロックダウン中でやることがないと嘆いているインドの写真家の方です。
そんなDMでのやりとりが頻繁なインスタなのですが、最近のDMで面白いやりとりがありました。
それは、突然、日本語のDMが送られてきたところから始まります。
男「はじめました、ママがDMをおくれといいます。」
たどたどしい日本語と、ママという字にひっかかりつつ、下ネタをぶちこんでいないので、とりあえず返事を送ります。
私「Thank you for your DM. 」
男「Oh, thanks for reply. Is it OK to use English?（DMありがとうござます。英語を使っていいですか？）」
私「Sure.（もちろん）」
そして、英語を使ってのやりとりが始まりました。ブログでは日本語で書きますが、
以下の会話は英語を使って行われました。
男「お返事ありがとうございます。ママがDMを送れというから送りました。」
やはりここでもでてくる「ママ」という言葉。
変だなと思いつつ、相手のインスタを見ると、お母さんと思われる女性とのツーショット写真が目立ちます。自撮りもあったので、相手の顔もチェック。日本でいうと「塩顔」というのでしょうか、こぎれいでさっぱりとした清潔感のある男性が、こじゃれたレストランでワイングラス片手に決め顔で映っています。
違和感を覚えたのは、フォロワー数とフォロー数。フォロワー数は１２０ほどあるのに、フォローは０。０というのはなんでも、バランスが悪すぎます。
「こりゃ、詐欺ぽいやつだな。」
と、思いつつ、ちょっと面白そうなにおいもしたので、やりとりを続けてみることにしました。
私「あなたはどこの国の人ですか？」
男「シンガポール。」
私「ママはなんでDMを送れというの？」
男「君のことが気に入ったんだ。」
男「自分たちは前に日本に住んでいたことがあって、日本の人でいい人を探しているんだ。」
既婚者相手によく言うよ。既婚者を勧める親ってどうよ。って思いますよね。
この時点で、ちゃんとプロフィールを見ていないでDMを送ってきていることが分かります。
男は続けざまに
男「ママはDMができないから、LINEのIDを聞かせてほしい。」
と、続けます。
これ、最近はやりの、LINEに誘導するやつですね。確信しました。
この私にハニートラップ（色仕掛け）を仕掛けようなんて、この若造め１００年早いわ、と心の中で敵意が芽生えます。
そこで、LINEを知らないふりをしてみることにしました。
私「LINEって何？」
男「え、知らないの？」
そこから、やたらと丁寧に、LINEに関する説明文が送られてきました。
説明の内容はもう完璧。ネット検索で「LINEとは」で検索をしてでてきそうなくらい、分かりやすいものでした。
私「あ、分かった。ありがとう。でも、初めて交流する人にLINEのIDを教えたくはないな。」
男「でも、君は僕の妻になる人だから。ママもそう言っているし、なんとか教えてくれない？」
やんわり断ろうとしたところ、またママが出てきました。
すごい、ママ推しです。ハニートラップを仕掛けようとしているのに、マザコン設定？
日本では、マザコンはいいイメージをもたれていないのですが、海外ではウケがいいところもあるのでしょうか？ そこまではまだリサーチできていません。不思議です。
相手の設定に驚きながらも、やりとりは続きます。
私「そう言われても、私、結婚しているから、あなたの妻にはなれませんよ。」
男「本当に？」
こいつ、本当に既婚者だと知らなかったんかい。プロフィールくらいチェックしてからDMよこさんか～い（心の声、なぜか関西弁調）。
既婚者だと伝えると、これまでテンポよくやりとりしていたやりとりが、しばらく止まりました。そして、
男「既婚者はやめなさいって、ママが言っているから。バイバイ。」
と、最後、一文送られてきて、そのまま終わりました。
。。。はい、即ブロックです。もっとじわじわと嫌がるような質問をしてから終わらせても良かったのですが、マザコン設定が面白かったので、そこまではしなくてもいいかなと途中で思えてきました。
いやぁ、自分にとってはいまだかつてないやりとりでした。
詐欺DMも初めてだし、まさかのマザコン設定。最後の最後まで設定がぶれなかったところは賞賛に値するかもしれません。貴重な体験をさせていただきました。
このインスタDMからLINEへの誘導は、わりとよくある手口らしく、特に多いのは美女からの詐欺DMらしいです。
ちょっと思い出すと、今回の相手のフォロワー、１２０人くらいいましたが、その人たちは騙されている人なのでしょうか？ それなりのイケメン＆ステータス高いっぽい人からDMがくると、ついフォローくらいはしてしまうのかもしれませんね。
とりあえず、本当に詐欺DMってあるんだなと分かりましたので、今後はなおさら注意してやっていこうと思います。みなさんもお気を付けください。
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